フリマアプリのメルカリやラクマでは、商品購入に対しての値引き交渉が頻繁に行われています。
どうせ買うなら少しでも安く買いたいのは当然ですよね。
しかし値引き交渉をすると、購入自体を断られてしまう事もよくあります。
そこで今回は、フリマアプリでのおすすめ値引き交渉方法をご紹介しようと思います。
多くの人が値引きに執着するあまり忘れてしまいがちな事ですが、値引き交渉をする相手は商品を販売している人間の出品者です。
出品者が設定した販売価格から、出品者はフリマアプリに販売手数料を支払い、送料込みなら送料も自腹ですよね。
相手である出品者も、少しでも高く販売したいと思っているわけです。
しかし相手も同じ人間ですよね。礼節と誠意ある値引き交渉ならば、心が揺れ動かされます。
値引き交渉をする際の大前提として、自分がされたら嫌な値引き交渉はしないという事です。
出品者が価格設定する場合、特にフリマアプリに慣れた出品者の場合ならば。値引き交渉が行われる事を予想して値段設定をしています。
もともと900円で売ろうと思っていた物を、わざと1,000円の価格設定で出品。もしも1,000円で売れたらラッキーですし、900円までの値引きなら対応するようにしています。
このように値引きしてもらえる出品者なら、また購入しようという気持ちになりますよね。出品者の多くは、この手法を取り入れている事も理解しておくと良いでしょう。
さて前置きが長くなりましたが、早速具体的な値引き交渉方法のポイントに移りましょう。
出品者や商品によって値引き交渉金額の違いはありますが、守るべきポイントはどのような状況でも同じです。
まずは丁寧な言葉を使って交渉する事。次に金額を明示する事。最後に良識ある値下げ金額の提示です。
それでは細かく解説していきましょう。
フリマアプリは出品者と購入者の顔が互いに見えません。
こちらが出品者の立場でいきなり「あと1,000円安くして。」とメッセージが来たらどう思いますか?
1,000円の値引きを見込んで値段設定をしていたとしても、こんなメッセージを送ってくるような人には売りたくない。
安くしなくても売りたくないと思ってしまうものです。
それが人間のサガというもの。反対に凄く丁寧なメッセージが送られてきた場合、もしかしたら出品者が考えていた値引き金額以上に安くしてくれる可能性もあるかもしれませんね。
値引き交渉は出品者と購入者の駆け引き、いわば戦いです。
出品者は少しでも高く売りたく、購入者は少しでも安く買いたい。
その妥協点を探るのが値引き交渉です。
「もう少し安くして頂けたら購入するのですが、いくらか安くなりませんか?」というメッセージ。
これは戦いに置き換えると「あなたの弱点を詳しく教えて。」という事になります。
そんな事を敵に言われて「私の弱点はココです。」と教えるなんてありえませんよね。
値引き交渉でも同じで、どれくらい安く出来るのかと聞かれて、正直に答える相手はいません。
意見を明示しない購入者との取引自体をやめるか、本当はもっと安く出来るけど少しの割引で提示されるかのどちらかです。
主導権を相手に渡してしまう事は、値引き交渉でのNG行為です。
丁寧な言葉を使用して、「1,000円安く」というように値引きして欲しい金額をハッキリ伝えましょう。
もし不可能な場合でも「その金額は無理ですが、800円の値引きなら。」と話が発展します。
日本人の性質として、自分の意見をハッキリ伝える事に抵抗がある人も多いのですが、商売となれば話は別。商売の世界では、自分の意見をハッキリ伝える事が最も重要になりますよ。
1,000円で出品している物に対して「100円にしてください。」なんて提案が通るわけがありません。
と一般的には思うのですが、フリマアプリではこのような購入者が稀に存在するのも事実なのです。
他には半額の50%OFFで交渉する購入者が意外と多いのも事実。
このような購入者は相手にされない事が大半ですね。良識ある値下げ金額はコレです、と紹介するのは無理がありますが、目安として商品価格の10%OFFまでなら良識的と言えるでしょう。
例えば1,000円の商品なら100円の値引きですね。
しかし高額商品になると10%OFFでもかなりの金額になります。
例えば100,000円の商品なら10,000円の値引きになりますよね。
自分が出品者なら10,000円の値引きに応じる事が出来るかを考えましょう。
上手な方法としては、桁を変えない値引き金額を設定する事です。
例えば1,100円の10%OFFは990円ですよね。4桁が3桁になってしまっています。
そこで1,100円を1,000円にしてもらう値引き交渉ならどうでしょうか。
桁が変わらないので、そこまで大きく値引きされていないような錯覚に陥りますが、10%OFFと比べて10円しか差がありませんよね。
よくスーパー等で99円と書かれていると安いと思い、100円と書かれていると高く感じますよね。この心理を逆手に利用した方法が、値引き交渉の金額提示では有効です。
フリマアプリの出品者の中には、初めから値引き交渉に応じない旨を明示している人もいます。
プロフィール欄や商品の説明文内に値引き交渉に応じない旨が記載されている場合、値引き交渉のメッセージを送るのは絶対にやめましょう。
非常に失礼な行為にあたり、書いてある事も守れない非常識な人認定されます。
自分が考えていた値引き金額の交渉が成功した場合、すぐに購入するようにしましょう。
値引き交渉が成功した後に「他の商品も見てから買います。」なんて言うと、出品者としては「もういいや、他の人に売ってしまおう。」と思いますよね。
俗に言うひやかし行為にあたります。値引き交渉が成功した場合は、必ずすぐに購入する事。
そして、すぐに購入する旨を値引き交渉の段階で伝えておく事で、交渉成功の確率も上がりますよ。
フリマアプリで値引き交渉する場合に覚えておきたい文章の流れとして、まずは挨拶から入りましょう。
挨拶も無しに「安くして。」なんて言われたら気分が悪いですよね。
「初めまして、○○と申します。」の一文を入れる事くらい手間はかかりません。
次に値引き金額をハッキリと明示しましょう。
その際に商品への購入意思が高い事もアピールします。
「とても魅力的な商品なので購入を検討しています。よろしければ○○円に値下げして頂く事は可能でしょうか?」等の文章が望ましいですね。
更に値引き後には即購入の意志も伝えて、最後の挨拶で締めましょう。
「値下げ可能でしたら即購入させて頂きます。金額のお支払いは値引き可能のご提示後、24時間以内にさせて頂きます。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。」等といった文章で完成です。
値引き交渉の参考にしてください。
今回はフリマアプリのおすすめ値引き交渉方法についてご紹介しました。
値引き交渉を行う場合は、大前提として出品者の立場を考える事が必要でした。
出品者の立場や気持ちを理解する事で、上手な値引き交渉が可能になりましたね。
交渉に大事なポイントは3つ。丁寧な言葉で、ハッキリした金額を明示しながら、良識ある金額の提示をしましょう。
値引き不可の出品者に対しての値引き交渉はNGで、値引き交渉の後は、即購入がセオリーでしたね。
値引き交渉のテンプレート文を参考にして、値引き交渉が成功して商品をお得に手に入れられると良いですね。