最近、よくCMでもフリマアプリの宣伝を目にすることも多いですよね。
フリマアプリで「自宅にある不要なものを少しでもお金に変えられたら」とか、「出来るだけ安く物が買えないかな」と思う方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
ただ一方で、「フリマアプリは少し難しそう…」や、「フリマアプリってトラブルが起きそうで不安…」と思い、なかなか使うことをためらってしまう方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、そんなフリマアプリ初心者の方がフリマアプリを安心して使えるよう、以下のポイントについて紹介していきます。
・そもそもフリマアプリってどんなもの?
・フリマアプリではどんなものが売れるのか?
・フリマアプリでありがちなトラブルとその対処方法について
・フリマアプリで出品する方法と購入する方法
後半では、実際の売買方法について詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
フリマアプリとは、知らない人同士の間で物を売り買いする際に、その仲介役となってくれる役割を持っています。
フリマアプリが出来る前なら、物を売りたい人と物を買いたい人がいても「どんな人がどんな物を売りたいのか?」ということは知ることが出来ませんでした。
ところがスマートフォンの発達により、物を売りたい人と買いたい人が同じフリマアプリをダウンロードすることにより、お互いが簡単にマッチング出来るようになりました。
その仲介役になってくれる運営企業にも物の売り買いの際に手数料が入ることで、企業の利益を生み出しつつ、個人間での利益も確保される仕組みになっています。
この手数料はフリマアプリによって違いますが、高くても売上げの10%程度です。
実際にはこれに配送料もかかりますが、通常のリサイクルショップで売る場合に比べて運営側のオペレーションコストがかからないため、格段に高値で売ることが出来ることが多いです。
もちろん、購入する場合にも同様の理由で、通常の店舗よりも安く購入出来る機会が多いと言えます。
フリマアプリが登場する前からオークションサイトは存在していました。
代表的なものは「ヤフオク」ですね。
これらのオークションサイトと比較して、フリマアプリでは決済までの時間が短く済ませられるため手軽に使えることが特徴と言えます。
オークションサイトでは落札者が順々に金額提示をしていくのに対し、フリマアプリでは出品者が提示した金額のみで取引が決まるため、商品によっては3分以内に売れるものもある程です。
オークションサイトは、本当に評価が高いものを出来るだけ高く売りたい時に、フリマアプリは気軽にものを処分したい時に使うと良いでしょう。
「フリマアプリってそんなに簡単にものが売れるものなの?」
フリマアプリを使ったことが無い方は、どなたもそう思うのではないでしょうか。
実際、フリマアプリではどの程度の売買が行われているかご存知でしょうか?
日本最大級のフリマアプリである「メルカリ」は、スタートから5年で2億8千万回の取引が行われたことを発表しています。
これを単純に5年間で割ると、1時間あたり6400回、1日あたり15万3600回の取引が行われていることになります。
これは単純な計算ですが、スタート時と比べて現在では利用する人も格段に多くなっているので、現在は更に多くの取引が行われていると思われます。
取引が多ければ多いほど、物が売れるチャンスも大きくなっていると言えますね。
それでは実際、フリマアプリではどんなものが売れるのでしょうか?
少し乱暴な言い方をすれば、「大体の物は売れる」といっても良いくらい、実に色々なものが出品されています。
もう少し詳しく説明すれば、消耗品で使用したものや破損が激しいもの、元値が安すぎるもの(100円ショップで売っているようなもの)などは、売ることが難しいかもしれません。
ただ、それ以外は値段の良し悪しはあれど、全く売れないことはありません。
大事なのは、その商品を安い値段で欲しいと思っている人がいるかどうかです。
ですので、ほとんどの方が自宅に眠っているもので売れるものを持っている可能性が高いと言えます。
ここで心配になるのは、フリマアプリでのトラブルについてではないでしょうか?
実際、フリマアプリで比較的多いトラブルは以下のようなものです。
・代金を支払ったのに商品が届かない
・写真で見た商品と違う商品が届いた(記載されていた商品の状態と違っていた)
・購入者が代金をなかなか支払ってくれない
確かに、ネット上の正式な店舗で購入する場合と比べ、素人の個人間での取引ではやはりトラブルが増えてしまうのは必然的です。
ただし、そんなトラブルを未然に防ぐ術もあります。
例えば、大方のフリマアプリは個人のアカウントに対して評価が付けられています。
これは今までの取引時に、取引した相手から付けられる評価が反映されています。
そのため、この評価が少しでも低いアカウントは出来るだけ避けること、またアカウントの紹介文が丁寧に書かれているかを確認することで、トラブルを少しでも減らすことが出来ます。
また、実際にトラブルにあってしまった場合、頼りになるのが事務局です。
トラブルの詳細を事務局側に連絡することで、事務局側で取引のやりとりなどを確認し、明らかな過失がない場合には返金対応してくれることがほとんどです。
フリマアプリで必ずトラブルに合わない方法はありません。
ただ事務局側も利用者を減らしてしまっては運営に響きますから、きちんと対応してくれることが多いですので、過度に心配する必要もありません。
フリマアプリで出品する方法はとても簡単です。
今回も利用者数が多いメルカリを例に挙げてみます。
「商品の写真撮影」→「商品名・商品紹介の記載」→「値段・配送方法・配送料負担等の設定」→「出品確定」
以上で終了です。
慣れてくれば、商品撮影から出品まで5分もかからないで行えるほど簡単です。
出品する際に注意するべきことは、出来るだけ商品の情報を正確に、分かりやすく伝えることです。
例えば洋服を出品する際に、傷や汚れなどがある場合は必ずその部分の写真を載せ、説明文にも記載することが重要で、隠して出品してはいけません。
また、着用回数や購入時期、購入価格、寸法など、購入するにあたって気になると思われる情報を丁寧に記載することです。
こうすることで、購入してくれるチャンスも増えますし、出品後にクレームが来ることもなく、高評価を付けてもらうことが出来ます。
めでたく商品を購入してくれる方が決まったら、事務局から来る連絡に従って作業を進めます
基本的に、商品を発送するのは購入者が代金を事務局側に支払った後になります。
事務局から支払い完了の連絡がきたら、発送作業に取り掛かります。
発送に関しては、大手フリマアプリの「メルカリ」や「ラクマ」はヤマト運輸や郵便局と提携しており、発送伝票はアプリに記載されているQRコードや番号を営業所や郵便局で使用するだけで完了します。
伝票は匿名となっているため、プライバシーが気になる方も安心して使用することが出来ます。
配送料に関しては、商品出品の際に「購入者負担」か「出品者負担」を設定し、出品者負担の場合は売上げから自動的に引かれる仕組みとなっています。
また、配送時は荷物番号が発行されるため、インターネット上で荷物が購入者に届いたことを確認することが出来ます。
荷物が購入者に届いたら、購入者は商品を確認しアプリから受け取り評価を行います。
受け取り評価が完了すると、事務局から手数料(と、配送料が出品者負担であれば配送料)を引いた売り上げ金額が出品者のアプリ内に入金される仕組みです。
このように事務局が仲介することで、発送のタイミングさえ間違えなければ、「商品を送ったのに代金を支払ってくれない。」というトラブルは無くなります。
また、この受け取り評価を「高評価」で積み重ねていくことで、フリマアプリ内での信頼度も高くなるため、次の取引もしやすくなります。
丁寧な対応で信頼度を上げていくことが、フリマアプリで物を売る際のポイントとも言えそうです。
フリマアプリでの商品購入も驚くほど簡単です。
「条件検索で欲しいものを検索」→「商品説明・値段等を確認」→「決済方法の選択」→「購入」
以上で終了です。
購入する際に、少しでも気になることがあったら、商品ページのメッセージ欄で出品者に直接質問することも可能です。
トラブルを防ぐためにも、気になる点は必ず相談するようにして下さい。
決済方法に関しては、コンビニ払い・ATM・クレジットカードの他、キャリア決済も可能です。
また、自身の売上金をそのまま購入に当てることも出来ます。
また、購入前にコメント欄で出品者に値引き交渉を行うことも出来ます。
少しでも安く購入したい場合には相談してみるのも良いかもしれません。
ただ、過度な値引き交渉やしつこい交渉は相手からも嫌がられる原因になりますので、常識の範囲内で行うように心がけてください。
いかがでしたでしょうか?
今回は、フリマアプリ初心者の方にも安心してフリマアプリを使用して頂けるよう、フリマアプリの仕組みやトラブル対処法、売買の仕方について解説しました。
もう一度、以下の点をおさらいしましょう。
・フリマアプリは、個人間での物の売り買いを仲介してくれる役割。実際の店舗よりも高く売る、または安く買うことが出来る可能性が高い。
・フリマアプリは、気軽に処分したいものを売る際に適している。
・フリマアプリでのトラブル回避には、出品者のアカウント情報を確認すること。トラブルにあったら必ず事務局に連絡をする。
・商品を出品する際には、トラブルを防ぐために出来るだけ正確に、詳細に情報を記載する。
・商品を購入する際には、少しでも気になる点は出品者にメッセージ機能で確認をする。
以上でフリマアプリについての解説を終わります。
最後まで読んで頂き、ありがとうごいました。